Lotus Notes は以前のリリースで作成されたデータベースも最新型のデータベースと同様に扱うことができます。例えば、R3 を使用して作成されたデータベースでも、Notes R5 を使って操作することができて、さらに以前の R3 を使ってデータベースにアクセスすることを維持するために R4 や R5 の情報を追加することはしないという意味です。
以前のリリースで作成されたデータベースが以降のリリースの Notes と互換性があるにもかかわらず、新しいバージョンで Notes を開発することは困難になることがあります。それはユーザーが企業の異なる部署で異なるリリースの Notes を同時に稼働させることができるメリットの方を選択した場合です。例えば、Notes R5 ユーザーが R3 データベースに文書を追加しても、R3 ユーザーは R3 データベースのまま使用し続けることが可能になるからです。
混合リリース環境で共存できることは、新しいリリースにアップグレードする工程を簡素化します。企業はすぐに全てのユーザーに新リリースを配置転換する必要はなく、同時に全てのデータベースを最新のリリースにアップグレードする必要もありません。実際に、企業内の全てを新しい Notes に切り替える必要がないことになります。いくつかの部署だけアップグレードして、そのほかはアップグレードしないこともできます。
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