NOS がどんな Lotus Notes でもどんな Lotus Domino においても稼働するので、サーバーにてクライアントプログラムが稼働することもクライアントにてサーバープログラムを稼働することも可能となります。これはもちろん、クライアントとサーバーの両方のソフトウェアが移植されたプラットフォームにだけ当てはまります。例えば、Windows 2000 です。
とはいえ、クライアントとサーバーの両方が Lotus Notes/Domino ネットワークにて全てのコンピュータに設定されることは実用的でも経済的でもありません。このクライアント-サーバーの二重性は、クライアントにはクライアントソフトウェアしか稼働せず、サーバーにはサーバープログラムしか稼働しないという従来のクライアント-サーバーアーキテクチャでは不可能であるのに対して、有利性を主張できる設計機能です。例えば、サーバーに展開する前にクライアントコンピュータにおいて新しいデータベースアプリケーションを便利に開発を行い、テストすることができます。クライアントプログラムとサーバープログラムが移植された多くのプラットフォームでは、交互にそれを行うことが可能となります。つまり、Domino サーバーにて Notes クライアントを実行することができ、追加のコンピュータ調達が不要になります。
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