ソフトウェア製品が多くの異なるプラットフォームで稼働させることを「マルチプラットフォーム」といいます。プラットフォームとは特定のマシンで稼働する特定のオペレーティングシステムのことです。
グループウェア製品として、Notes は非常に初期の段階からマルチプラットフォームとして設計されてきています。グループウェア製品とはグループの規模、またそれぞれのグループにおける現場の技術的な理由、予算的な都合、これらに適したプラットフォームの選択が必要となるため、マルチプラットフォームであるべきなのです。加えて、多くの企業が混在プラットフォーム環境で運用しているため、シングルプラットフォーム製品で展開するより Notes のようなマルチプラットフォーム製品で展開する方がより簡単で経済的であるからです。
どのように Notes はマルチプラットフォームを実現するか
Notes クライアントプログラム、サーバープログラム、そして NOS はクラシック型の手法をとります。即ち、全て C と C++ でプログラムされていて、多くの異なるプラットフォームで稼働するようにコンパイルされています。
Notes アプリケーション、Notes と Domino 製品の大半を構成するものは仮想マシンモデル手法をとります。これらは設計要素と、独自の手法によって処理されるロジック (Notes 式言語、LotusScript、Java や JavaScript で書かれたもの) はアプリケーションが存在するマシンに依存しません。すべてのアプリケーションへのアクセスは NOS ファンクションを経由して行われるため、NOS が提供される全てのプラットフォームで稼働します。
ここでは Domino サーバープログラムが移植された OS がまとめられています。
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