グループウェア製品として、ユーザーは世界中のあらゆるところにいると想定できます。そのため Notes はグローバルな使用に対応できるようにと、初期段階から設計されています。入力、操作、文字情報の表示がグローバルに利用できるように、異なる言語においてメニューやファイル名などの選択に関することが製品に設計されています。また、異なるタイムゾーンにいるユーザー同士が互いに対話するときに発生する問題を解決できるようにしてあります。つまり例えば、メール経由でミーティングや接客のスケジュールするときのことを考慮しています。
■Notes アプリケーションはどの Notes クライアントまたは Domino サーバーコンピュータでも稼働できる
ノーツオブジェクトサービス (NOS) が Notes を稼働するために必要な全てのサービスを含んでいるため、また NOS
はどんなクライアントまたはサーバーコンピュータにおいて稼働するように移植されているため、Notes アプリケーションはどんな Notes クライアントまたは Domino サーバーコンピュータにおいても稼働することができます。
1つのデータベースファイルに全ての設計、データ、管理情報を包含することにより、またアプリケーションがクライアントとサーバーコンピュータの両方で同等にうまく稼働することを保証することによって、Notes はグループウェア環境におけるアプリケーションを共有するのを容易にし、ネットワークを越えてアプリケーションを展開することを容易にし、サーバー間でアプリケーションの負荷のバランスを取ることを容易にし、ネットワークから切断された時でもモバイルユーザーがアプリケーションを稼働させることを容易にします。データとそれを維持する情報を保有するのに複数のファイルを使用する従来のデータベース(結果的に複雑化し、エラーが出やすい傾向にあります) に対してはこれは明確な違いになります。
■ロータスマルチバイトキャラクターセット (LMBCS)
Notes はプログラムによって内部的に使用される全てのテキストデータをコード化するのに唯一の文字セットであるロータスマルチキャラクターセット (LMBCS) を使用しています。Notes は最初に LMBCS 以外のキャラクタセットでコード化されるテキストを入力するときはいつもテキストを LMBCS ストリングに変換します。LMBCS 以外のキャラクタセットにてテキストを出力しなくてはならないときは、内部の LMBCS ストリングを適切なキャラクタセットに変換します。全てのテキストは内部的に LMBCS 形式になっているため、全ての文字を扱う操作、つまり文字を小文字から大文字に変換するような場合など、一通りの方法で行うようになっています。
■タイムスタンプ
時間と日付の値がどう表示されるかでプラットフォームに依存する違いを解決するため、Notes は一貫した方法で全ての Lotus Notes/Domino コンピュータにおいて時間と日付の情報を格納するようにしています。
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