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■□ B-Com News - No. 55 - □■
2013 年 3 月 15 日号
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ようやく気温も上がってきて、外出しやすくなりました。桜のつぼみが膨らん
できたのを見て、今年はお花見にいけるか、花粉症では無理か、とドキドキしま
す。まさに「春の心はのどけからまし」状態です。
関東でよく見るのはソメイヨシノですが、河津桜は早咲きの品種としてよく
ニュースになります。聞くところでは、日本には 200～300 種類の桜があるそう
です。それに似た名前のものもあり、ヒガンザクラ（彼岸桜）とヒカンザクラ
（緋寒桜）。最近は、混同を避けて後者をカンヒザクラと呼ぶそうです。ややこ
しいですね。
さて、今号は、Lotus Domino サーバーの複製機能を使った事業継続の実体験
等をご紹介します。ご興味のある方は、今後のご参考に是非ご一読ください。
▼━━[目次]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━▼
[1] Lotus Domino サーバーによる事業継続の実際
**** 複製機能の便利さを実感！
[2] [smaconne] 無料トライアル・サービス提供中！
*** この機会に iPhone や Android で是非お試しください！
[3] [Security] いくつかのソフトウェアに脆弱性が報告
*** Flash Player、Adobe Reader、Acrobat、Java、一太郎・花子
[4] Lotus Notes/Domino 関連ニュース・ピックアップ
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[1] Lotus Domino サーバーによる事業継続の実際
**** 複製機能の便利さを実感！
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東日本大震災から早２年が経ちました。被災地の復興はまだ道半ばですが、東
北地方から弊社サービスへのお問合せをいただくようになり、少しずつ進んでい
るのではないかと感じています。
震災直後の物資不足、それから今でも続いている電力不足は社会的にも大きな
影響を及ぼしました。特に、計画停電については、業務にも問題が出る恐れがあ
りました（実際には計画停電の対象外でしたが）。
このため、弊社では、外部に公開している Lotus Domino サーバーを急遽関西
地方に移転しました。本稿では、その時の経緯をご紹介します。
3月12日(土)
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ニュースで計画停電の予定を知ってから、社内でサーバーや PC など業務をど
うするか検討しました。
3月13日(日)
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関西の友人に電話で、サーバー用のハードウェアを調達してもらって、それを
友人の会社に設置してもらえるか打診しました。急な申し出にもかかわらず、友
人は快諾してくれた上、すぐに新しいハードウェアを調達して受入準備を進めて
くれました。
弊社の公開用 Lotus Domino サーバーは複数あり、実機と仮想環境（VM）の双
方がありました。実機の環境を VM に変換して、それら VM をポータブルのハー
ドディスクにコピーすることで東京での準備は完了です。友人が翌日までに VM
のホスト環境を準備してくれることとなりました。
3月14日(月) 午前
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間引き運転の東海道新幹線に品川で飛び乗り一路関西へ向かいました。
友人の会社に着くと、すぐに代替機へ VM をコピーします。後から考えると、
このコピーが作業の中で一番時間がかかったような気がします。その間はできる
こともないので、食事をしたり、近況を交換したりしました。
3月14日(月) 午後
￣￣￣￣￣￣￣￣
コピー完了後に VM を立ち上げ、Lotus Domino サーバーを起動します。ネッ
トワークや Web 等の設定を一通り変更すれば、Lotus Domino サーバーは東京の
サーバーと同じように稼働を始めました。
先にも書きましたように、この時点では計画停電がどうなるか不明でしたの
で、東京のサーバーは稼働したままです。関西でサーバーを立ち上げるまでに
データも更新されています。そこで、最新の状態にするために、東京の Lotus
Domino サーバーと関西の Lotus Domino サーバーの間で複製をとって、関西の
サーバーも最新の状態を保てるようにしました。
3月14日(月) 夕方
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DNS など関連の設定変更も完了して、東京へとんぼ返りすることができまし
た。
結局弊社所在地では計画停電は実施されませんでしたので、関西の Lotus
Domino サーバーは秋までバックアップサーバーとして稼働してくれました。
この件をお客様等にお話ししたところ、弊社のように Lotus Domino サーバー
を分散・複製させて事業継続を図ったところも多かったようです。その際、
Lotus Domino サーバーの複製やクラスター等の機能が改めて高く評価されてい
たのは印象深かったです。
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[2] [smaconne] 無料トライアル・サービス提供中！
*** この機会に iPhone や Android で是非お試しください！
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現在(株)ベストコミュニケーションズでは、Lotus Notes データベースを、
Apple iPhone や Google Android 携帯などのスマートデバイスで、手軽に利用
するためのソフトウェア「smaconne」（Smart Device Connector for Lotus
Notes）を無料にてお試しいただける「無料トライアル・サービス」を提供して
います。
smaconne は、お客様がお使いの Lotus Notes データベースのビューや文書を
自動でスマートデバイスに最適化して表示します。また、文書の添付ファイルや
リッチテキストなどもスマートデバイスい合わせて表示します。
smaconne であれば、開発や対応が後回しになって塩漬けになっている Lotus
Notes データベースをすぐにスマートデバイス・インタフェースに対応すること
ができ、企業内の情報共有ニーズに応えることができます。
smaconne 無料トライアル・サービスでは、これら全ての機能を 30 日間無料
でお試しいただけます。
■ smaconne の特長
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1. 簡単導入
テンプレートデータベースから smaconne データベースを作成して、設定
するだけで導入できます。
2. Domino 6 でも動作
現在ご利用の Lotus Domino サーバーをバージョンアップすることなく、
ご利用いただけます。
3. 参照のみであればカスタマイズ不要
Lotus Notes データベース毎にアプリケーション設定文書を作成するだ
けで利用できます。
4. エージェント連携や文書編集も可能
既存の Lotus Notes データベースのエージェントや編集フォームに連携
することができるので、ワークフローの承認/否認や文書の編集などを実
行することができます。
■ 無料トライアル・サービスのお申込
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smaconne の無料トライアル・サービスをご希望の方は、smaconne をインス
トールされる Lotus Domino サーバー名を添えて、sales@bcom.co.jp 宛にメー
ルしてください。
■ お問い合わせ先
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株式会社ベストコミュニケーションズ 営業部 木村 典昭
TEL： 03-5355-5885
FAX： 03-5355-5886
E-mail: sales@bcom.co.jp
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[3] [Security] いくつかのソフトウェアに脆弱性が報告
*** Flash Player、Adobe Reader、Acrobat、Java、一太郎・花子
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多くの方がご利用になっていると思われるいくつかのソフトウェアでセキュリ
ティに関する脆弱性が報告されています。既に対処済みの方もいらっしゃるで
しょうが、これらについて整理してお伝えします。まだ対処されていない場合
は、対策済みソフトウェアへアップデートするなど強くお勧めします。
■ Adobe Flash Player
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● 概要
Flash Player の複数の脆弱性のため、Flash Player を不正終了させた
り、任意のコードを実行させたりする恐れがあります。
● 対象となるバージョン等
・Windows 版 Adobe Flash Player 11.6.602.171 以前のバージョン
・Macintosh 版 Adobe Flash Player 11.6.602.171 以前のバージョン
・Linux 版 Adobe Flash Player 11.2.202.273 以前のバージョン
・Android 4.x 版 Adobe Flash Player 11.1.115.47 以前のバージョン
・Android 3.x/2.x 版 Adobe Flash Player 11.1.111.43 以前のバージョ
ン
● 対策
・最新バージョンへアップデートしてください。
● 詳細情報
▼ Adobe - Security Bulletins: APSB13-09 - Security updates
available for Adobe Flash Player（英語）
https://www.adobe.com/support/security/bulletins/apsb13-09.html
■ Adobe Reader および Acrobat
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● 概要
Adobe Reader および Acrobat の複数の脆弱性のため、悪質なファイルを
閲覧した場合に、リモートの攻撃者によってユーザーのコンピュータ上で
任意のコードが実行される恐れがあります。
● 対象となるバージョン等
・Adobe Reader 9.5.3 およびそれ以前のバージョン
・Adobe Reader X (10.1.5) およびそれ以前のバージョン
・Adobe Reader XI (11.0.01) およびそれ以前のバージョン
・Adobe Acrobat 9.5.3 およびそれ以前のバージョン
・Adobe Acrobat X (10.1.5) およびそれ以前のバージョン
・Adobe Acrobat XI (11.0.01) およびそれ以前のバージョン
● 対策
この脆弱性に対するアップデータはまだ提供されていません。
アップデータが公開されるまでは、完全に信頼でき、検証可能な発信元か
ら入手したものではない PDF ファイルを開かないようにすることをお勧
めします。
● 詳細情報
▼ Adobe - セキュリティ速報：APSB13-07 - Adobe ReaderおよびAcrobat用
のセキュリティアップデート
http://www.adobe.com/jp/support/security/bulletins/apsb13-07.html
■ Oracle Java 7
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● 概要
Java SE JDK 及び JRE の複数の脆弱性のため、リモートの攻撃者によっ
て任意コードが実行される恐れがあります。
本脆弱性を使用した攻撃コードが公開されており、攻撃も観測されていま
す。
● 対象となるバージョン等
・JDK and JRE 7 Update 15 およびそれ以前のバージョン
・JDK and JRE 6 Update 41 およびそれ以前のバージョン
● 対策
・最新のバージョンへアップデートしてください。
● 詳細情報
▼ Oracle Security Alert for CVE-2013-1493（英語）
http://www.oracle.com/technetwork/topics/security/alert-cve-2013-1493-1915081.html
■ ジャストシステム 一太郎・花子
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● 概要
一太郎・花子の脆弱性のため、リモートの攻撃者によって任意コードが実
行される恐れがあります。
本脆弱性を使用した攻撃コードが公開されており、攻撃も観測されていま
す。
● 対象となるバージョン等
・一太郎 2006 から 2013 まで
・花子 2006 から 2013 まで
※詳細は、下記詳細情報のメーカーの Web ページをご覧ください。
● 対策
・最新のバージョンへアップデートしてください。
● 詳細情報
▼ 一太郎・花子の脆弱性を悪用した不正なプログラムの実行危険性につい
て
http://www.justsystems.com/jp/info/js13001.html
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[5] Lotus Notes/Domino 関連ニュース・ピックアップ
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日本 IBM から Lotus Notes/Domino に関します情報が多数公開されていま
す。この中からいくつかご紹介します。詳細につきましては、「IBM Lotus サ
ポート/技術情報」をご覧ください。
■ Lotus Domino 関連
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▼ （参考）Lotus Notes/Domino ベストプラクティス: トランザクションログ
http://www-01.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg21464990
▼ Lotus 製品における 2012年7月1日うるう秒の影響について
http://www-01.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg21592299
▼ 問題判別ガイド：メッセージの消失に関するトラブルシューティング
http://www-01.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg21625895
▼ Lotus Domino Administrator の [Lotus Notes ユーザー] で同一ユーザーが
複数表示される
http://www-01.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg21626925
▼ （参考）Notes ビュー索引の更新に関する基本
http://www-01.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg21464512
▼ (参考) 設計の置換/更新によってエージェントの設計が更新されない
http://www-01.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg21616577
▼ Web ブラウザから添付可能なファイル名の長さ制限について
http://www-01.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg21463583
■ Lotus iNotes 関連
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▼ Lotus iNotes：ドラッグ＆ドロップで「送信済み」ビューの文書をフォルダ
に移動できない
http://www-01.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg21625597
──
▼ IBM Support Portal
http://ibm.co/tcT4Kp
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