Lotus Notes/Domino

Lotus Notes/Domino とは

2007年 4月 8日作成

 Lotus Notes/Domino は、アプリケーション開発機能を持つとともにアプリケーションが動作する運用環境であり、インターネット・サーバとしての側面も持つという、非常に優れたアプリケーション基盤です。

 1993 年に Lotus Notes R3(日本語版)がリリースされると、国内でも多くの企業でも広く使われるようになりました。当初は電子メールや情報共有、スケジューラといった「グループウェア」としての役割で利用されていました。

 1996 年 12 月、Lotus は Lotus Notes 4.5 サーバー製品のブランド名を「Lotus Domino 4.5, Powered by Notes」に変更し、Lotus Domino 4.5 Server を出荷しました。これ以来、サーバ製品が「ドミノ」、クライアント製品が「ノーツ」と呼ばれるようになりました。 この時、Lotus Domino は、動的なプロセスで Lotus Notes 文書を Web に公開できるようになり、インタラクティブ Web アプリケーション・サーバーへとして生まれ変わりました。即ちインターネット標準のネットワーク環境と Lotus Notes の強力なアプリケーション開発機能が組み合わされたのです。

 しかし、1999 年の R5 の初期リリースが品質の低いものであったために、一時的に利用者と開発者が離れてしまいました。最近でも「ドミノは使えない」と言われる方がいらっしゃいますが、その時の印象があまりにも強かったものと思われます。

 現在は Lotus Notes/Domino 7 がリリースされており、Web アプリケーション、ワークフロー、基幹システム連携などの用途で利用されるようになり、組織のインフラとして欠かせない存在になりました。他社のグループウェア製品とよく比較され高価であると評価されることがありますが、Lotus Notes/Domino は単なるグループウェア製品ではありませんので、単純な比較はできません。

 2007 年半ばに Lotus Notes/Domino 8 が出荷され、コラボレーション機能の充実が図られる予定になっています。B-Com は、次世代のコラボレーション・プラットフォームに期待します。

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